自由記述欄

広く浅く履修するオタクの戯言。

平成一期世代が平ジェネを予備知識なしで見た感想

 

まず言っておくとジオウもビルドも見てません。

ビルドと電王が好きな友達から勧められて見に行きました。

それでも面白かったぞ!いっぱいライダーが並ぶと胸熱だね!

 

あ、ちょっと批判的な内容もあるので

それを絶対に避けたい人はネタバレ感想までで止めてくださいすみません。

 

 

 

筆者の仮面ライダー遍歴(飛ばしてもOK)

 

さて最初に。

一応仮面ライダー遍歴を晒しておきます。

 

龍騎

――ここからリアタイ――

響鬼

カブト

電王

キバ

――リアタイ終了――

W

フォーゼ

(アマゾンズ)

以上です。

 

剣は人生のバイブル、人に勧めるなら途中まではちゃめちゃに面白いカブト。

世代としてはバリバリの平成一期です。

 

見た順番としては

響鬼→(多分この辺で剣)→カブト→電王→キバ

ここまで小学生未満

間が空きまして高校生以降

フォーゼ→アマゾンズ→龍騎→W

ってな感じです。

 

 

カードゲームに没頭し始めちゃったのでキバは記憶がかなり怪しいです。

あとフォーゼは半リアタイくらい。天野さんが出ると聞いて見ました。

 

 

ネタバレ無しの感想

 

まず所感としては、今回の映画に1番刺さる年代だった気がします。私自身が。

 

比較的ませた子供だったので

現実にライダーがいると思ったことはありませんでしたが。

それでも戦隊ライダーが大好きだったので。

 

というかこれちびっ子が見てわかるんですかね…!?

どちらかと言わなくても大きなお友達向けの内容だった気がします。

 

もうほとんどの所で上映してませんが…

仮面ライダーを忘れかけている少年少女にこそ見て欲しい。

そんな仮面ライダー平成ジェネレーションズ(長い)の話です。

 

 

 

 

ネタバレ有りの感想

 

ジオウもビルドも見てなかったのでキャラは何となく掴みながら鑑賞。

最近のライダーはおしゃれでいいですね(小声 

タイムリープものでしたが同じ時間は繰り返さなかったので見やすかったですね。

 

 

小さい頃はライダーが助けてくれると思っていた。

今はライダーを虚構だと思っている。そんなあたるくん。

 

なるほどなあと自分も幼い頃を思い返していました。

響鬼はリアタイしてた頃の記憶があんまりないんですが

見始めた時からブレイドには強く心惹かれるものがありました。

 

んで。

ブレイドには作中に天音ちゃんという

小学4年生くらいのごく普通の女の子が出てくるんです。

実際の年齢が近く、なおかつお父さんがいない(当時父が単身赴任してたので)

という共通点から強く感情移入してたのを覚えてます。

 

彼女は理由があって作中で何度も敵に襲われるので

仮面ライダーの作品として面白いという意識はあっても、

彼らが実際にこの世界にいるとは考えられなかったなあと。

 

アギトを見てないのでそこは何とも言えないんですが

ちなみにマジレンジャーは俳優さんが出てくるスカイシアターショーも見に行って

実在したらいいなあと思ってたのであたるくんのような気持ちも持ってました。

 

 

私は友人がちょっと変な人ばっかりだったので

未だに仮面ライダーをみようじゃないかと友人に言い続けてるんですが

そうじゃなければ中学生にもなったら

仮面ライダーを好きとは言いにくかっただろうなあと思うし

あたるくんにも少なからずそういう背景もあるのかなあと部屋を見て思ったり。

 

 

あと滝藤さんイマジンは少年たちのお父さんかなーと見当つけて見てたんですが

見事に外れましたね。彼は一体何者だったのか気になるところです。

 

あれだけ仮面ライダーに執着していたにも関わらず

ティードのバックボーンも何も出てこなかったので

その点では若干の不完全燃焼感が残りますね。

かなり大人向けの内容だったので

多少は掘り下げてもよかったのではと思いました。

彼自身がとある仮面ライダーの存在する世界で亡くなってしまった人とか

寧ろ仮面ライダーの有資格者だったとか(そんな話は別にあったな!) 

 

 

あとは俳優さんがらみでも楽しかったですね。

 

まず武田航平さん。

噂には聞いていたのでライダーとして再登場していたのは知っていたんですけどね、

それでもいざ観るとなんかこう、懐かしいというかなんというか。

 

あとあんまり変わらないのがメタい。

キャラ性とか色々。

あたるくんが「音也」と言ってくれた時にはちょっとグッと来ましたね。

 

 

続いて赤楚衛二くん。

アマゾンズを見てたので、変身して戦う姿に逆にうるっときました。

よかったなあ、自分の力で変身して守れるようになって…

と近所のおばさんのような目線で見てしまいました。

 

にしてもちょっとお馬鹿な不良に縁がありすぎやしませんかね、彼は。

 

 

そしてジオウ・ビルドと共にフューチャーされていた電王。

これに関しては話の都合上ある意味必然だろうなと俯瞰的に見てたんですが。

 

まさかの佐藤健さん本人が登場。

 

もう10年経ってるとは思えない。

いやだって変わらなさすぎませんかね!

最近テレビで見るたび大人になったなあ(どの目線だ)と思ってたんですが、

いざ良ちゃんになると昔の良ちゃんのまんまでびっくりしました。

ウラタロス憑依だったのは

とにかくイケメンな佐藤健さんが見たかった内部犯の犯行だと思ってます。

 

あとティードの役者さんも覚えのある風貌と声だったなと思ったら大東俊介さん。

龍が如くの馬場ちゃんでしたね。維新の藤堂くんの方が私は馴染み深いですが。

 

 

そして個人的な楽しみ方としては

スーツアクター高岩成二さんを探せ。

 

平成一期ライダーが好きで、しかもマジレンジャーが戦隊で一番好き。

という高岩成二さんにお世話になりっぱなしな人間としては

探さずにはいられませんでした。

 

彼は今回何役やってたんでしょうね。

私が見た限りでこれはそうじゃないかと思ったのは

・全編ジオウ

デンライナーでワープした後の電王(佐藤さんが出てくるところ)

でした。

答え合わせのしようがないんですがね!

……と思ってたらwikiに書いてありました。出典の本を持ってないのでアレですが

・ジオウ

・電王

モモタロス

ファイズ

だそうです。

ファイズと電王が全部そうだったのかはわかりませんが半分は合ってた。びっくり。

 

 

そしてエンドロールで泣いた。

曲のリミックスが作品の初代OPばかりだったので

ブレイドだけElementsだったらどうしようかと思ってたんですが

Round Zeroだったので本当よかったです。

初代OP好きなんですよ個人的に。かっこいいじゃないですか相川七瀬さん。

初代OPがRound Zero、2代目がElements。初代は謎OPと呼ばれ(見ればわかる)2代目に比べ人気がない

 

 

 

平成一期ライダーで育った人間が見た感想

 

仮面ライダーと戦隊の垣根が薄くなってませんかね?

 

これがいいのか悪いのかは私にはわかんないです。

平成二期を見て、ライダーもすごく明るい話になったなあと思ったし

変身システムについても割とさらっと流しちゃってて

見たものにもよるとは思うんですが、私の見た平成一期はライダーシステムが物語の根幹にあったので…

 

ライダーも巨大ロボで戦う時代が来てたんだなあというのが感想のひとつです。

 

私がニチアサを見始めたのが

仮面ライダー響鬼

戦隊→マジレンジャー

だったという時期的なものもあるかもしれませんが

 

戦隊は

正義で悪を浄化する、ある意味でわかりやすく、

ヒーローショーのような勧善懲悪、揺るがない正義がある

敵を最後は巨大ロボが倒す、エンタメ要素が強い雰囲気

 

仮面ライダー

正義とは何かを問いかけ、戦隊と比べ主題やバックボーンが重たく、人知れず戦う

最後まで変身したライダーだけで敵を倒す、戦闘よりストーリーがメイン

 

そんなイメージが強くあったんですが

今のライダーは違うんだなとかなりびっくりしました。

Wとフォーゼを見たときにもおやっ、とは思ってましたが今回特に。

 

棲み分けてた意味があったのかはわからないんですが

毛色がガラッと違うものの方が

同じ時期、同じ時間帯に放送するものとしては良いのではないかなと思ったり。

 

それだけ戦隊・ライダーの玩具市場が大きくなりすぎたというか

スポンサーの意向が強くなってしまったのかもしれませんがね。

フォームチェンジとかロボとかいた方が、たくさん玩具を作れますし。 

 

と書いたところで、アマゾンズを作った時の白倉Pのインタビューを思い出しました

news.mynavi.jp

ドンピシャこの記事じゃないんですが(見つからなかった)

大体似たような内容だったので貼っておきます。

該当部分は3P、5P、6P。特に6Pをぜひ。

似た内容を複数回話しているということは

それだけ白倉Pにとって気がかりなことなんでしょうね。

 

まあ今回の映画にも白倉P武部P共に名前はありましたが。

 

 

 

若干の不満点(というかほぼ剣について)

 

これに関してはもう覚悟して見に行ったのでダメージは少ないんですが

 

やっぱりブレイドの出番は少なかった…!

 

最初に出てきた戦闘でも割と色々なライダーが必殺技を使ってくれている中、

ブレイドはさらっと流されてしまい…。ちょっと寂しかったですね。

必殺技打つのに時間かかるのでしょうがないんですが。

 

あと動きがブレイドっぽくなかったんですよ。これは直感と印象ですが。

剣崎くんはもっとバタバタした感じの

スタイリッシュとはほど遠い戦い方な気がします。

けんじゃきは大半素手で戦ってるイメージなので武器とは何だったのか

剣で戦ってるのにもやや違和感。

まあ最後にバイクで出てきた時に雷をまとってたんでいいか合ってるし!と思いつつ…

やっぱり高岩さんの美しいキックが見たかった!!!

剣崎くん普段はバタバタしててもキックだけは一級品の格好よさ。だって高岩さんだもの()

 

基本引きの複数ライダー同時の画でしか映らないので、

一瞬の推しを見逃さないようにするのが結構大変でした。

本当の推しはギャレンだけど出てこないのでブレイドにかじりついてました(当たり前

 

覚悟してたけど…してたけど流石に悲しい。人気がないのは知っている。

今の今までクロスオーバー系を見に行ってなかったのはこれが理由だったりもするんですが

 

クロックアップと空飛ぶドラグレッダーは見れたので良しということで。

真司くんだけがスクーターに乗ってきたらどうしようかと思ってたんですけど、

大丈夫でしたねドラグレッダーでしたね。

ヒーロー集めとけ企画なのはわかってるので何故ドラグレッダーがいるのかという話は隅に置いときます

 

 

 

 

あと何か思い出したらまた書き足そうと思います。とりあえず終わり!