自由記述欄

広く浅く履修するオタクの戯言。

ゼノンザード<ZENONZARD>やってみた

BANDAIの新作カードゲーム

 

 

AIカードダス

ゼノンザード<ZENONZARD>

 

 

 

アプリとリアル両方での展開を行っているカードゲームのようです。

 

今回はアプリに先立って開始された

事前登録者への全員無料配布リアルカードデッキを使って遊んでみました。

 

どういうことかわからないって?

 

大丈夫です。私もまだよくわかってない!

 

ポケモンカード(そこそこガチ)、遊戯王・シャドバ(遊び程度)をやっていた

カードゲーム好きな筆者がちょっとわかりやすく書いてみたよ!

 

単にプレイングが見たい場合はぜひyoutubeでプレイ動画を検索してください!

手軽に、手短に知りたい人向け。

 

 

 

 

 

 

そもそもどういうカードゲーム?

 

まずは格好いい公式HPがあるのでURLを貼っておきます。

www.aicarddass.com

 

とはいえこのページに辿り着いた方の99%はこのサイトを読んでいることでしょう。

 

ただHPがお洒落すぎて逆に要点がわかりにくい。(個人の感想です)

ということで私なりにまとめてみました。

 

・AI×デジタルカードバトル

 

 ・スマホアプリとリアルカードの両面展開

(ただしアプリがメインになりそう。もしかするとリアルカードは最初だけかも?)

 

・アプリは2019年夏に配信開始。基本プレイ無料。

 

 ・AIパートナーを育成し、共闘を行ったり、アドバイスをもらったりできる

 

 AIと共闘したり、アドバイスをもらえるというのがすごいですね。

近未来がすぐそこに来ている感じがします。

可愛い女の子とか物腰の柔らかいおじさんに優しくアドバイスされたいです。

 

 

 

ルールは?

 

こちらは公式マニュアル。

https://www.aicarddass.com/zenonzard/pdf/playmanual.pdf#search=%27ゼノンZARD+マニュアル%27:image=https://www.aicarddass.com/zenonzard/pdf/playmanual.pdf#search=%27ゼノンZARD+マニュアル%27

 

アルカードのマニュアルよりも詳しく書いてあってわかりやすいです。

寧ろマニュアルはまとまりすぎていて、知っている人が説明しないと少し難しい。

ただしこのマニュアル、今のところ公式HPからは飛べなさそうなのでご注意を。

検索エンジンで「ゼノンザード マニュアル」と検索すれば出てきます。

 

さてさて。

試合の流れをざっくり説明していきましょう。

 

試合前

・デッキをシャッフル、じゃんけんする。勝った方が強制的に先攻

 

・フォース(自分のみが使えるサポートカード)を2つ場に出し、フォースごとに決められたライフを自分のライフ12点から割り振る。

 

・手札を6枚引く。任意の枚数マリガンが可能

 

 

準備完了、対戦開始! 

・カードを1枚引く。移動権を1つ獲得(先攻1ターン目を除く)

 

ミニオンとベースにあるカード(マナ)をアクティブ(縦向き)にする

 

マナを「ベース・ミニオン(手札から出す)」「無色マナ(無限に出せる)」から選び、出すことができる。

 

 

メインフェイズ

以下の行動を好きな順番で、何度でも行うことができる。

 

・マナを消費した、フィールドへのミニオンの召喚

・マナを消費した、マジックの使用

ミニオンのアタック

・移動権を消費した、ミニオンのベース、フィールド間の移動

(移動権は基本的に1度だが、カードの効果などで増えることもある…らしい)

 

遊戯王と違いメインフェイズとバトルフェイズが分かれてないんですね。

 

エンドフェイズ

・ターン中のみ発動する効果の処理・消滅

・使わなかった移動権の消失

 

……の、繰り返しです。4回ほどやってみたんですが結構ルールが複雑かつ忙しい。

 

 

このゲームの特徴

 

・アクティブとレスト

☆マナ編

ベースにあるマナを使うと「レスト」状態になります。

このマナはカードの効果などでもう一度「アクティブ」にしない限り、次のターン開始までマナとして使うことができません。

 

☆フィールドミニオン

「アクティブ」状態のミニオンが、プレイヤーまたはフォースにアタックする時に、「レスト」状態になります。

このミニオンはカードの効果などでもう一度「アクティブ」にしない限り、次のターン開始までアタック・ブロックを行うことができません。

 

・アタックとブロック

「アタック」はいわゆる攻撃です。

ただしゼノンザードでは、アタック対象がミニオンではありません。

ライフを持つ「フォース」もしくは「プレイヤー」になります。

そして相手ミニオンの「アタック」を自分の「アクティブ」状態のミニオンで「ブロック」することができます。

こちらも、「ブロック」するかどうかは、受けるプレイヤーが選べます。

ミニオンで受けてフォースやプレイヤーを守るも良し、ミニオンを温存するも良し。

なお前の自分のターンで「アタック」している場合、「レスト」状態になるため、「ブロック」することができなくなります。

ちょっと複雑なのが、ミニオンごとに「BP」と「DP」と2つのステータスがあること。

BP→ミニオン同士の戦闘時の攻撃力(低い方が破壊される。100単位)

DP→フォースやプレイヤーに与えるダメージ(1点単位、0もある)

今回のデッキには極端にどちらかのみが高いカードはなかったものの、今後実装されればさらに奥深くなることでしょう。

防御も時に必要になることから、攻撃するのが勝ちではないところも面白いです。 

この項目長くなりました。申し訳ないです。

 

・移動権

 恐らくこのゲームで最大の特徴でしょう。

マナとして出したミニオンをフィールドで戦わせたり

フィールドに出したミニオンをマナとして使うことができたりします。

例えばこの場面

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まだ序盤ですが、マナを貯めるより一気呵成で攻めたい場合は

 

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ベース・ミニオンをフィールドに出して、攻撃に加勢させたり

 

あるいはマナをじっくり貯めたいときは

 

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2枚ともベースに置いて、次ターン以降に有利に動くこともできます。

 

「レスト」の時は移動した後も「レスト」ですが、攻撃後に移動することもできるので

戦略の幅はかなり広そうです。

 

 

 

 

リアルデッキでプレイしてみた

 

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ということで、配信版に先駆けて、事前登録者全員に無料で郵送されたリアルデッキを使って対戦してみました。LINEで友達になって応募するだけ。

 

なんて太っ腹な…そんなに売り出したいんですかねこれ。すごいぞ!

 

実はこれを申し込んでいたのは弟だったんですが、デッキが2つ入ったスターターパックだったので対戦してみようじゃないか、ということでいざ実戦。

 

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照明でカードが光っちゃっててすみません。あとスリーブは気にしないでください。

 

奥側(弟)→緑属性デメテーデッキ

手前(私)→黄属性カナタナデッキ

 

手前の私の使っているプレイマットの裏面が説明書です。奥の弟はコピー。

カウンターを置いて各々のライフを示しています。

端に置いてある金色と黒のスリーブは「無色マナ」用です。

 

 

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試合終了!!一気に飛ぶなおい

 

文章で書くと中々に長くなるので、試合の雰囲気が知りたい方はぜひ動画を検索してください。どんなのがあるのか知らんけど!

 

デッキを入れ替えて4試合してみたんですが、カナタナデッキの全勝です。

使い手・デッキ事故関係なしだったのでこのデッキで対戦するならカナタナのが強い。

使った主観としてもカナタナデッキのが強いなと思いました。

 

 

 

プレイ感想

◎よかったところ

・戦略性が高い

「移動権」により、フィールドのミニオンをマナにできたり、マナになっているミニオンをフィールドに戻して戦わせたりと、戦略性がかなり高いなと感じました。

先述しましたが、アタックされた時のブロックも任意。ライフやフォースを守るか、ミニオンを守るかを選ぶことができます。

手札からマジックやミニオンの効果を発動することもできるので、相手がマナを使わず、残っているからといって必ずしも手詰まり、というわけではないのも面白いです。

 

・絵が良い

可愛い女の子、美人なお姉さん、ゴブリン系から伝説上の格好いい生き物まで。

美麗なイラストがたった数十枚のカードにも色々と揃ってます。

個人的にはデメデーの村娘が好きです。かわいい。

 

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・マリガンができる

私自身、手札運がものすごく悪いのでそれを考慮したデッキにしてしまいがちですが、このゲームはなんとマリガンができます。しかも好きな枚数。

手札事故の確率がぐっと減り、スピード感と幅広さのある展開に持ち込めるので、デッキを組む選択肢が広がりそうです。

コンボやシナジーが比較的決まりやすく、だれずにプレイできるのも良い。

 

 

●改善して欲しいところ

・カードを「レスト」状態(横向き)にするのが面倒。

マナが増えると横にするのが結構大変。今回はローカルルール的に縦のままカードを重ねて「レスト」状態とみなすことにしました。

アプリならいいけどリアルカードだときつい仕様だなという印象です。

 

・カードの裁定

遊戯王の初期のような簡潔すぎるテキストのカードがあり、裁定がやや不明瞭。

例「相手のミニオンを1体手札に戻す」

自分が選んでいいのか、相手が選ぶのかがわからないんですよね、このテキストだと。

自分が選ぶのだろうと判断しましたが、アプリではエラッタされそうな気がします。

というかして欲しいところですね。

 

・スターターデッキの強さの差

 デメテーデッキ→シナジーで強くするデッキ。ただしシナジーが発動するカードの数が少なく、有効に機能しないことも多くある印象。キーカードは一番強い。

 カナタナデッキ→相手のミニオンを手札へと戻すカードの多いデッキ。個々のカードが強くシナジーがいらない分、事故がない。ただし決め手には欠ける。

どちらかにしか入っていないカードもあるので、組み合わせろってことですかね。

次に出る1000円で2つのデッキ+プレイングセットのデッキには、ここまでの格差がないといいなあと思うのでした。

 

 

まとめ

 

もうカードゲームには手を出さないぞと思っている筆者が、3月末に出るスターターデッキを買いたいと思ってしまうくらいにはとてもとても楽しいです。

今までになかった概念のあるカードゲームは面白いですね。

 

とりあえずLINEの友達登録とキャンペーン応募はすませました…はははっ!