自由記述欄

広く浅く履修するオタクの戯言。

駆込み女と駆出し男

再放送していた水曜どうでしょうをきっかけにという

大変、大変よくあるパターンで

ここ3ヶ月ほどTEAM NACSさんにどハマりしています。

ハマってからもうそんなになるかと自分が一番驚いていますが。

 

おにぎりはディレイで週1、水どうに至っては週4+1で見ててさらにかというツッコミはさておき

なぜ北海道以外でハナタレナックスが映らないのかと

年に1度の全国放送を見ながらしみじみと思った次第であります。

 

 

ということで(どういうことで?)

アマゾンプライムにあったこの映画を見ることに。

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あ、アリアドネ探偵はbarにいるとぼく駐はちょっと前に見ました。昼のセント酒は途中。

 

これ2015年の映画で

もう公式サイトがなくなっちゃっててどうしようもないので

あらすじはざっくり書きます。

ちなみに映画サイトに載ってる雰囲気ほどシリアス一辺倒じゃないです。

 

時は江戸時代後期。

当時女性からは切り出せなかった離婚を、駆け込み寺で代行していたというお話。

主人公は仲介宿の居候で戯作者(作家)見習い兼、医者見習いの信次郎(大泉洋さん)

ヒロインは駆け込み寺にやってきた女性、じょご(戸田恵梨香さん)

他にもお歯黒と引眉の美しい唐物問屋の妾、お吟(満島ひかりさん)などなど

離婚を望む男女数組や仲介宿の主人たち等が登場しますが、人数が多いので割愛。

あと尼さんの一番偉い人がすごい綺麗でした。

 

がっつり時代物で展開に勢いがある作品です。気をぬくと置いていかれる。

 

予告動画は残ってました↓

 

www.youtube.com

 

 

ここからはとりとめのない感想です。

 

 

開始早々情けない感じの信次郎さん。

むしろ情けない時の大泉さんまんまじゃないかと思いましたが

それに輪をかけてなんかこう、ヘタレ。

 

時代ものなので言葉やらなんやら難しく

止めては思い返し時代背景を考えながら見ていきました。

 

 

そして映画始まって約1時間10分後。

 

どうやったら人間の口はこうも滑り続けるのか、

メタ的な視点からすればどうやってこんな長台詞を覚えられるのか。

 

そんな大泉さんの真骨頂(と勝手に言っておく)のシーンがございまして。

殴り込みに来た男と喧嘩になり口で言い負かそうとするんですが

まあ喋る喋る喋る。すごい。こんなに口が回るもんなんですね。

 

そしてその相手方。

あれこのチンピラ見覚えがあるぞと思ったら

厳密に言えばこの声に聞き覚えがあると思ったら

 

音尾琢真さんでした。びっくり。

 

たぶん。いやあの人はそうだろう。エンドロールにいたし。

悪い顔がよく似合う似合う。

 

最後に逃げるかと思いきや忘れ物を取りにきて

「生まれ変わったらなァ……! アンタの弟子になる!」

と言い残すというザ・小悪党の金魚のフン。

そして台詞そのものも、これアドリブかよっていうくらいなんかこう、

いつも通りな感じがして更にびっくり。

 

 

 

2時間半ある映画なので結構長く

これは誰の成長物語かなと思って見ていたんですが

じょごちゃん(戸田恵梨香さん)が精神的に逞しくなっていく反面

なんだかいつまでもヘタレな信次郎さんで

 

ラストのちょっと良い感じなシーンも

まあーーーーーーヘタレ。

 

必見といって良いのかわかりませんが

あれを劇場の大スクリーンで流されてしまう大泉さんたるや。

ちょっと可哀想になるくらい徹頭徹尾ヘタレです。

 

 

 

 

全体としては

 

第二ヒロインお吟さんの「粋」を含めて見所たっぷりな、

そして1度見ただけでは全部を理解できないであろう、とても情報の多い

面白い映画だったと思います。

 

いっぱい笑ってハラハラして、最後にほろっと泣ける。

映画のいいところ詰め合わせでした。

月並みなことしか書けないのが悲しいですね。

 

これ劇場公開の映画のはずなんですが、時代もの初心者にはかなり難しかったです。

レンタルとか配信とか巻き戻せるもので見る方が

気楽に見られて良いんじゃないかとさえ思いましたね。

 

 

 

 

最後に

 

戸田恵梨香さんがやっぱり好き。

 

あんな可愛い顔とつぶらな瞳と切羽詰まった表情で見られたらそりゃ

ヘタレだろうとなんだろうとイチコロですよあれは。助けてあげたくなる。

 

 

以上。