自由記述欄

広く浅く履修するオタクの戯言。

刀ミュ初心者だがこれは沼の深いコンテンツだなっていう感想のようなもの(前)

 

 

まだ刀剣乱舞初心者の筆者です。そろそろ初心者卒業して。

 

 

 

はじめに

 

ミュージカル刀剣乱舞という作品をみなさまご存知でしょうか。

私もよく知りません。

でもすごいということだけはここ暫くで嫌という程わかりすぎたので筆を取っています。

 

tdiamonds.hatenablog.com

 

略して刀ミュ、原作の刀剣乱舞とはまた違うはまり方をしています。

というかとうらぶのメディアミックスに触れたのが実は初めてです。初めてでこれかい。

まあもう具体的にどれくらいはまってしまったかというと

 

――丸1日刀ミュを見られないある日の私

 

 仕事行く直前まで真剣乱舞祭2018を見る

→お昼すぎには刀ミュが恋しい

→午後には禁断症状が出始め、職場で危うく刀ミュ……とうわ言を言いそうになる

→夜も恋しすぎて夢に出てくる

→朝起きたら起きた瞬間に刀ミュを見られないことへの虚無

 

っていう。

 

まあ言ってしまえば

 

 

完全にキマった状態でした。とうみゅ……たのしい

 

 

今も聞ける時はほぼ常に刀ミュの何か聞いてる。

演目見られるほどのキャパがない時でも祭見たら元気になる。

でも幸せな彼らを見て結局泣く。やばい。

 

そして現物のとしても

(みほとせ4DX→歌合→ちょっと間が空いて……という前提)

一挙配信→終わる→dアニ加入→円盤を一気に3枚+彩事記購入

うっかり友人に円盤って言ったら通じませんでした。普通に円盤って言っちゃうけど一般用語じゃなかった。

 

ってくらいです。人生で初めてだよこんな金の使い方したの。

まだぬるいとか言わないであげて。私の中では史上初なんだこれでも。

あとキャストさんの個人のやつとか買ってるから実際これいくらなんだろ……

 

通販で円盤を頼みました。こんな状況だし配達してもらうの申し訳ないしどうしようと思ったけど買いました。

気持ちの上下が負担になるので、楽しみにする、ということをしないようにしている

そんな私でもとても楽しみです。頑張ってお仕事します。

 

 

なお現地は歌合SSA(見切れ席)だけなんですがこの時は終わったあと

 

にっかりさんの出番多すぎない????

他担から刺されない?????

 

と気が狂ったように連呼していました。

ちなみに講談の間はずっと泣いてました。

比喩抜きでずっと泣いてました。

推しが尊すぎて軽率に泣くタイプの情緒不安定なオタクです。

どう考えても周りの人からしたら珍事だったと思います。

稀に嗚咽を抑えきれずに声が漏れてしまい申し訳ございませんでしたとしか言えません。

 

というかもはや、白装束で出てきた時点で美しすぎて泣いてましたね。

全員同じ衣装だから、ぱっと見だと個ではなくひとつの集団として見える。

上の方の席なので全景が見える。もっと言えば側面だったのでサブステも見える。

気持ち悪いオタクなのでずっと泣いてましたね。推しの白装束。

あれのブロマイドがこの世に存在しないのは本当にもったいないです。

寧ろ円盤はこのために買おうと一挙見ながら思いました(馬鹿だから頭を整理するのに時間がかかる)

この話は長くなるのでそのうちまた書きたいです。

力尽きる気しかしないけど。前科二犯。

 

 

んで。

 

 

なんか衝撃が強すぎたのと、ぶっちゃけ仕事に忙殺されていたのとが合わさって

歌合から暫くは何事もなく日々を過ごしていたのですが、知人から突然

 

  刀ミュの……一挙配信が……ありますよ……

 

と天の声が降ってきました。本当に天啓。

環境の変化だったりちょっと不規則な仕事をしていたりと

オタクとしての気力を失うほどボロボロだったんですが

幸いにも休みの時期と被ったので阿津賀志を見ました。

 

生き返った。比喩抜きで。

 

 

1年半ぶりに二次創作に手をつけてました。

中から溢れ出るパッションが止まらない。何かがしたいんだよ私はっていう。

 

ぶっちゃけROMだった時期が短すぎてパッションの行く末がそれしかないんですよ私。

私はこう思うって叫びたい。あわよくば誰かに読んでほしい。感想くれ。

締め切りがあっても書けないほどだったのに。

本当に1mmも書けないレベルだったのに。

 

刀ミュしゅごい。

 

メンタルが死人だった私に力を取り戻してくれました。

 

ちなみに配信当初から

みほとせの次の日が朝から勤務で死ぬんじゃないかと戦々恐々としてました。

ええ無事に死にましたよ。主に目とメンタルが。

 

そして一挙のみほとせ2019では、百万回のありがとうで今年2番目に激しく泣きました。

ちなみに1番激しく泣いたのは歌合で百万回のありがとうを聞いた時です。

3番目は多分みほとせ2019のかざぐるまです。

4DX見たのはギリ去年なのであれですが、期間的には似たような感じでギャン泣きしてるし

泣いてた量と時間で言えば歌合のにっかりの講談が一番だと思います。刀ミュやゔぁい。

 

葵咲本紀が見れなかったのが非常に残念だったので知人が同じく衝動買いした円盤を待つ

……はずだったんですが、書いている今日確認したらdアニで見られるようになってました。

なんてこった。ただテレワーク需要により貧弱回線が死んでいるので円盤を待ちます。高画質で見たい。

同じく見られなかった幕末天狼傳と合わせて見ます。

新撰組が好きというありがちなオタクなので幕末ものも怖いよ。

 

 

とかなんとか書いているまさに今、大演練のキャスト発表がありました。

ミュは全員参加だそうで。やった!!!!!

歌合で見られなかった三日月と源氏兄弟を生で見たいです。

ただしこれ

全 員 見 ら れ る の か……?

っていう問題が。

私の目は2つしかないんですよね。あと10個くらい仮想目ん玉ください。

 

そういえば自分のブログ見て思い出したんですけど、2月にある舞台で演技が凄まじく狂人的な推しを最前で見て

もう暫く舞台見ない……比べちゃうし見たいと思えない……

とか言ってたのに今すごい刀ミュ現地したいんですよね。刀ミュどんだけだよ。

 

 

 

感想

 

疲れたオタクに刀ミュは優しい。

あと考察厨な面倒臭いオタクにも優しい。

 

 

脚本その他諸々、本編関連のお話 

まず、話の組み立てがしっかりしている。

脚本があれだと見てもなあってなっちゃうんですが刀ミュはいいですね。

何がいいってすごい良い意味で「刀剣乱舞の二次創作」みがあるところ。

 

変に商業的なところをあんまり感じない。

刀剣乱舞はコンテンツが大きいだけに

これだけやっときゃまあ売れるだろうみたいな妥協してる感とかあったら嫌だなと思ってたけど全然ない。

寧ろ「僕が考える刀剣乱舞の面白いポイント」を強調している。

これすごいなと思うんですよ。

 

刀剣乱舞ってぶっちゃけ設定とかキャラの絡みとかが著しく少ないじゃないですか。

メインストーリーもないし。

(離れてた理由はそこでもあるんですが。ごめん。)

だからこそどうやって話を組み立てるんだろなあって正直思ってたんですよ。

なんか長くなりそうなので好きなところ箇条書きにします。

ちなみについこの前気づいたんですが刀ミュの脚本家さんって黒の時代の脚本も書いてるんですね。意図せず同じ沼に沈むオタクの業は深い。

 

 

出撃、戦闘が話の主軸にある

最初から刺されそうな話ですが

刀剣男士って闘うために顕現している以上、戦って欲しいんですよ。

戦って戦って、その中で生まれる葛藤とかそう言うものの話が見たかった。

つまり刀ミュの脚本すき(語彙力)

 

登場する刀剣男士が6振り

これも上と被るところがありますが

6振りっていう数はもう出陣しかないわけですよ。

本丸の日常を書くつもりならもっといるはずだし。

出陣をとにかく主軸にして脚本組むぞっていうこの制作側の気合い。ありがとう。好きだ。

 

見た目だけじゃなくて全部がそっくり

2.5ってキービジュとかブロマイドがある関係か

見た目は似てるけど、喋りとか立ち居振る舞いが違うとか

そういうことがたまにあるときがあったりなかったりすると思うんですけど、

それが刀ミュはないように思うんですよね。

寧ろめっちゃあってるありがとうってなる。

資料とか媒体が少ないからこそ、

この刀はこう!

って我々の意識が固まりやすい中、

この刀だったらこう喋るなとかこう動くな、とか、

場合によっては呼び方含めてオリジナルだったり。原作にないし。

でもそれがオリジナルっぽくない。

わかる。そうなる。そうするよねってなる。すごく自然。

歌とか踊りに関しては

各々の演者さんに得手不得手があるとは思うし、それはこちらにも伝わってきますが

それもこの本丸のその刀の個性なんだなと愛おしく思えるのは、それ以外の部分、

表情とか話し方、立ち姿、そういうもので魅せてくれるからかなと思ってます。

 

 

物語ごとの「主人公」がいる

ひとりの主人公が絶対的に固定って意味ではないです。寧ろ逆です。

群像劇ではないのに、誰を主人公と考えても物語の解釈が成立する。

これってものすごいことじゃないですか。

主人公ポジションを置かないと

物語を短い時間で流すのは難しい+まとまりがなくなる、ので

もちろん誰かしら主人公ポジはいるんですが、

それと別の5振りの誰をメインと考えても物語になっている。

私はこの刀が好きだ、という思いを大切にしてくれている感じがします。

劇中の扱いが極端に少ない不憫な刀がいない。

主人公ポジを好きになることが少ない私にとって、

誰が好きでも楽しめるよという制作側のスタンス、姿勢はそれそのものが嬉しいです。

 

 

歴史上の人物が良い

これはちょっとメタ的な視点になるんですが

刀剣男士たちが主人公になるのは、あくまでも刀剣乱舞という「物語」だからで

本来の審神者や刀剣男士たちの立場は、歴史を守るための「戦士」なんですよね。

すごく尖った言い方をすると一兵卒。駒。手段。

物語世界の「なか」においての主人公は歴史上の人物なんですよね。

刀ミュでは歴史上の人物たる、主人公たる彼らがすごく生き生きとしている。

ベテランの方が演じていらっしゃることもあり、付与される重みがある。

むすはじの土方さんと榎本さんは本当に凄かったです。圧巻でした。

 

そんな格好よさがあるのに祭りになるとみんなわちゃわちゃする。かわいい。

祭りで歌うとき自曲じゃない人もいて音程gdgdなんですけど、

めっちゃ楽しそうに歌うし、あっちこっち行くし、

本編中トップクラスの勢いがあるのでこっちも楽しくなってきます。好き。

 

まあ全部にわかの解釈なのでふーんくらいに思っといてくださいね。

 

 

曲が良い

演目のおまけとしての曲じゃなくて、感情が昂ぶるタイミングで流すものとして

それぞれが印象に残る曲になってるんですよね。

単発で聞いてもすごくいい。

私自身、曲があんまりだと歌ってる人が好きでもリピらないし

そもそも歌詞は曲が頭に入ってから聞こえるか

ミュージカルだと飛び飛びのフレーズとして入ってくるという

なんかよくわからない音楽の聴き方をするので

曲がいいっていうのはめちゃくちゃ大事なんですよ。超個人的に。

そして歌詞が聞こえて思う。

歌詞めっちゃいいな。しんどいな。ひえ。

曲を何気なくふんふふーんってリピで聞いてて

ある時突然歌詞がやばいって気づいてぼろぼろに泣いたのが何曲かあるんですが

SignalizeとかGet your dreamとか誰のものでもない人生とか。

新撰組の曲をノリと勢いで聞いていることがばれますねこれ。

100%直視して聞くと泣くので最近は半分くらいで聞いてます。

いやほんとやばいから。曲調から想像できない感じのアレコレってなります。

 

 

 

疲れたオタクに優しい、それが刀ミュ

 

推しが生きてる

これだけでまずやばい。

私も生きていける。

ありがとう。

 

歌合でにっかりの講談を聞きながら、もう何が何だかわからなくなりました。

二次元の推しが喋ってるんですけど、ナマを見ているんで目の前は三次元なんですよ。

ナマ感が凄まじくて息遣いまでもが聞こえるんですけど、目の前は。

でも見ているものが二次元というかにっかり青江なんですよ。

意味わからないですね。私もよくわからないです。そんなやばさです。

 

 

推しが励ましてくれる

2部のライブパートでは生きてるだけじゃなくて励ましてくれます。

大好きって言ってくれるし、ありがとうって言ってくれるし、

なんかもうこっちがありがとう。大好きだよ。ってなります。

というかオタクなので格好いい推しと可愛い推しを

ひとつの演目で摂取できるってだけで致死量なんですよね。

でも全然キャラ崩壊としかしない。

その刀として励ましてくれる。歌う。踊る。しゅごい。

 

もうね、曲によっては英語で歌ってるんですけど、

割と自然な流れだしそれ以外にもなんでもありだし

ライブに関してはあれは刀剣男士が疲れた現代審神者

頑張れよって言ってくれる素晴らしい感じなのでオールオッケーでした。

リアルでその刀にしか見えないし、

大好きとかありがとうとかめっちゃ褒めてくれるしシャブい。

年を食うと無邪気に褒められることがなくなってくるのでヤバさが倍増どころじゃない。

何を言ってるのかは自分でもよくわからないです。こまけえこたぁいいんだよ。

www.youtube.com

1部どシリアスなのに2部可愛い。履修前からしんどい。

巴里では小狐丸役の北園さんが網膜剥離を発症してしまったため、

代役で1部のみ岩崎大輔さんが演じています。

途中で歌ってるTimelineは本来なら三日月と小狐丸で歌うはずだった曲。

情報だけでめっちゃしんどい。

去年の夏頃メイト行ったらこの時のバクステか何かが流れてて、北園さんは既に知ってたっていうのもあって、

作品知らないのに泣きそうだったからね、今見たらたぶん人の形を保てないくらい泣くよね

 

 

 

 

 

刀剣男士同士の絡み

これね。やばい。のっけから語彙力ないけど。

刀同士の絡みって素晴らしいじゃないですか。

本編だと本当に限られた部分しかない中で

刀ミュは舞台ということで情報量が多いからガンガン絡んでくれる。

本編も絡むし2部も絡む。

 

みほとせが好きすぎてまたみほとせの話しますけど、原作だと絡みは

石切丸とにっかり青江で回想1つ、村正組で1つあるだけなんですよ。

物吉貞宗と大倶利伽羅はそういう絡みがない。

(私が回収できてないだけだったらすみません)

確かに歴史上のつながりがある刀が集まってるんですけど

これでなければいけない理由がパッと見わからないんですよね。

ところが本編が始まってみると、この6振りじゃなきゃいけないと思える。

終わった時にはこの6振り以外は考えられないなと思う。

それってすごくないですか。

物語を紡ぐ中で、それぞれの刀に役割を持たせてくれて、

なくてはならない存在にしてくれる。

刀ミュやばい。すごい。

 

しかもシリアスなだけじゃない。

2部になるとわちゃわちゃ絡む。可愛い。癒し。

二次創作も真っ青なくらいみんな仲良し。

私は何を見せつけられているのだろうか。

壁になりたい。

でも可愛く「あるじー」って呼ばれたらはーいってお返事しちゃう。くっ。

村正とにっかりというお姉さん2人に絡まれる大倶利伽羅とか

可愛すぎるな三条とか源氏兄弟とか

なんやかんやで仲良しな虎徹兄弟とか。

やばい。脳汁どばーって感じがする。

幸福物質出まくりです。その結果がこの中毒だよハハッ

 

 

おわりに

今なら円盤出てるやつ

全部dアニメストアで見られるぞ。

月にたった500円で見られるぞ。

しかも1ヶ月無料。もちろん入った

音楽もAmazonPrimeMusicならほぼ聞けるぞ。元々入ってたけどスバラシイ

ネルケさんの配信への力の入れ方!!!

タイムラグなしで

課金した瞬間から楽しめる!!

 

 

さてさて。

色々書いてとっちらかりましたが最後。

というかこの長すぎる雑文をここまで読んだ方はすごいと思います。

ありがとうございます。

 

そしてまあ勘のいい皆さんならお気づきでしょう。

これ、前編なんですよ。

ちなみにこれだけで6000字以上あります。馬鹿なの。

本当なら刀剣男士の話とかするつもりだったんですけど、

1記事で1万字を軽く超えたので分けました。嘘だろ。

そっちはそっちで書き終わってないので、次はもしかしたら中になるかもしれません

 

→なった つづきかきました。

tdiamonds.hatenablog.com

  

感想文がこれだけ書けるなら同じだけ同人誌も書けてほしいんですよねえ私。切実に。