自由記述欄

広く浅く履修するオタクの戯言。

2020.05.16

 

 

ウイルス対策で色々と不規則な生活になった。

厳戒態勢になって約2ヶ月、案外堪える。

 

仕事以外では外出をできるだけ控えて

かといって広い部屋でもないので

毎日同じ場所で同じようにノートパソコンを使って

 

急に不規則な生活に変わったことに体が堪えたのか

変わりばえのない生活に心が堪えたのか

正直どちらが先かわからないが割と限界だった。

 

久々に外に出てみた。

もちろんマスクはしている。家の近く。

ものに触らないように、人に近づかないようにしつつ

知人と延々と電話で話をした。

 

話していた時はただすっきりしたような気がしていたが

何の気なしに、それこそ数週間前から日常の仲間入りをした

刀ミュむすはじの2部を、画面を見ずに聞き流して歩いていたら

 

誰のものでもない人生を聞いて自然と涙が溢れた。

あーやべえきてるなと思ったが

そのあとのMillionMelodiesでさらに泣いたことにも驚いた。

 

あんまりに泣いたもので

近所の人にこれで会ったら嫌だなと思ったのと

また流したらまた泣けたので

惰性というべきかなんというか

その部分だけをリピートしながらもう30分くらい歩いた。

 

何年振りか、案外最近かもしれないけれど

涙が出なくなるまで泣いた。

 

曲を流して

同じように涙が出ると思ったのに出なくなった時

すっきりというには少し不完全燃焼さが残ったまま

とりあえずこれでいいかなという気分になったので家に帰った。

 

頭が痛い。

目が痛くなるのはたぶん明日だろう。

終わってみるとすっきりしたのかしてないのかもよくわからない。

 

誰のものでもない人生。

そう言えるような人生だろうか。

なんとなく流されているような気がする。

それでも悪くはない。

新しいことを身につけたり、覚えたり。

けれど今の不規則さが何ヶ月、何年と続いたらきっと身も心も持たない。

 

誰のものでもない人生。

明日死ぬとしたら後悔しないだろうか。

やりたいことはあるけれど

後悔とまではいかないような気がする。

それはきっと、少し前から色々なことを諦めてしまっているからだろう。

 

作り手になりたい。

何かを創り出すことのできる人間でありたい。

そう願うと何故か、人としてはとても不完全で不安定になる。

逆に安定してしまうと

何かを創り出すという行為が全くできなくなる。

できるときには自然とできていたことが、どうあがいてもできなくなる。

 

作り手というにはあまりにもお粗末な人間だが

そのお粗末な中にも、作り手でありたいという気持ちだけは

何故か忘れたくないと思うのである

 

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